夏本番に比べると虫の心配が少なく、暑さが本格化する前の6月はキャンプを楽しむのに適した季節と言えますが「雨の心配な季節にわざわざキャンプに行くのは、ちょっと・・・」とネガティブなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
確かに6月は梅雨時期真っ只中で、他の季節に比べると雨の心配は格段に高くなってしまうのは事実です。しかし、6月を避けてキャンプ計画を立てる人たちが多くいるため、人気のキャンプ場の予約が取りやすかったり、人混みを避けてのんびりキャンプを楽しめたりとポジティブな一面もあります。
そこで今回は、梅雨時期の6月キャンプの魅力と雨天時に行うべき対策を解説していきます。6月ならではの自然を満喫しながらのキャンプを楽しめるように、ぜひ参考にしてください。
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6月キャンプの特徴と魅力とは
6月のキャンプは雨が大きな心配材料になりますが、それ故に多くのキャンパーが天候を警戒して予約を控えるため、普段は予約が取りづらいキャンプ場の予約が取れたり、ゆったりとした空間でキャンプを楽しめたりする点が魅力です。
また、新緑が美しいのもこの時期の特徴です。晴天の日でも美しい新緑ですが、雨に濡れた新緑は、晴れた日とは一味違う幻想的な景観を作り出し、雨音が周囲の喧騒をかき消してくれて、自然の音だけが心地よく響きます。
さらに、梅雨時は夏に比べて虫が少ないため、虫が苦手な人でも快適に過ごせるのも大きなメリットです。春先に比べて厳重な寒さ対策をしなくても快適に過ごせる季節でありながら、虫対策も夏場ほど必要ないのは6月のキャンプならではと言えるでしょう。
6月にキャンプをする際の服装と装備の選び方
6月にキャンプをする際、不安定な天候に左右されずに快適に過ごすために適した服装と装備を選ぶことが非常に重要です。ここでは、雨天時を想定した服装から、梅雨の自然を存分に楽しむための装備までを詳しく解説します。
梅雨時期のキャンプに適した服装
6月のキャンプでは、昼間の暑さと夜の冷えを同時に考慮した服装選びが重要です。特に山や海辺のキャンプ場は、寒暖差が大きいため注意を怠らないようにしましょう。
男性の場合、日中は軽くて通気性の良い半袖インナーやTシャツを基本に、長ズボンを合わせることが推奨されます。長ズボンは虫や火の粉から肌を守ってくれ、なるべく燃えにくい素材のものを選ぶと安全性も確保できます。
また、夜の冷え込みに備え、ライトアウターとしてウインドブレーカーやマウンテンパーカーを用意すると良いでしょう。これらのアウターを選ぶときは、防水加工が施されているものを選ぶと、急な雨にも対応できて安心です。
女性の場合、日中は動きやすさとおしゃれを兼ね備えたレギンスとショートパンツまたはスカートの組み合わせがおすすめです。UVカット加工のあるレギンスを選ぶことで、紫外線対策もバッチリできます。夜の冷え込み対策は、男性と同様にウインドブレーカーを準備して、カーディガンを選ぶ場合は火の粉が飛ぶ場所付近では着用しないようにするなどの注意が必要です。
雨具の選び方と持ち物
梅雨時期のキャンプでは、雨具の選び方が非常に重要です。レインコートやレインパンツを選ぶ際、高い防水性を持つものを選ぶのは当然ですが、通気性も考慮して長時間着用しても蒸れにくい素材のものを選びましょう。足元は滑りにくい防水性の高いトレッキングシューズや長靴が適しています。
また、持ち物が濡れるのを防ぐために、防水性の高いバックパックカバーや防水バッグも用意しておくのもおすすめです。他にも、テント内からキャンプ場内のトイレや施設へ移動する際にレインコートをわざわざ着なくてもいいよう傘の用意も忘れずにしましょう。
6月のキャンプでは雨天時でもOKなサイト選びが重要
雨天時にも快適なキャンプを行うためには、サイト選びも非常に重要なポイントのひとつです。雨が降りやすい6月のキャンプでは、テントを設営場所にどれだけ水はけの良い場所を選べるかが肝になります。
テント設置場所を選ぶ際は、窪地や低地を避け、高台や傾斜地の方が雨が溜まる心配がないので推奨されています。地面は土や芝生でも問題はありませんが、雨水が溜まりにくく、雨上がりにも乾きやすい砂利が敷かれたサイトがおすすめです。また、地面が固い場所を選ぶと、テントの固定がしっかりとできるため、強風時にも安心して就寝できます。
一方、川沿いや湖畔のサイトは増水のリスクがあるため、安全を考慮して避けるか、十分な距離と高低差を確保することが望ましいです。雨天に備えて、テントの周囲に排水溝を掘っておくことも有効な対策になります。
梅雨時のテント泊のコツ
梅雨時のテント泊には特有の工夫が必要です。ここでは、雨溜りを防ぎ、快適に過ごすためのテントの選び方と設営方法として3つのポイントを解説します。
- 雨溜りがしないように注意する
- 就寝前のテントの張り方
- 濡れたギアを撤収する時の注意点
それぞれ詳しく確認していきましょう。
雨溜りがしないように注意する
梅雨時のキャンプでは、テントやタープに雨水が溜まるのを防ぐことが大切です。長時間の降雨で、テント設営が完璧であっても水が溜まることがあります。雨水が溜まると、その重みでテントやタープが倒れるリスクが高まります。
特に1枚布のタープを使用する場合、ルーフ部分に水が溜まりやすく、放置するとその重みでタープ自体が倒壊する原因となることがあるので注意しましょう。
対策として、雨が溜まらないようにテントやタープに傾斜をつけることや、定期的にタープの中央や最も低い部分に溜まる水を排水することが考えられます。効果的な水の逃がし方としては、タープの端を軽く持ち上げて水を外側に流す、またはタープの張りを調整して水が溜まりにくい形状を保つように工夫しましょう。
就寝前のテントの張り方
雨が降る中でテント内で就寝するときは、テントの張り綱をしっかりと張って、ペグダウンすることがポイントです。特に梅雨時期は地面が緩んでいるため、ペグが抜けやすくなることがあります。そのため、就寝前には、張り綱とペグの状態を再度チェックして、安全確認を行いましょう。
また、就寝時にはテント内の湿気対策に気を使うと快適に過ごせます。テント内部のジメジメを避けるためには、ベンチレーションを効果的に活用することが必要です。インナーテントとアウターテントの間に適切な隙間を作ることも、空気の流れを確保するうえで役立ちます。
濡れたギアを撤収する時の注意点
梅雨時のキャンプで濡れたギアを撤収する際には、カビや錆の原因となる水気をいかに拭き取れるかが重要です。テントやタープ以外は、できるだけ水気を拭き取って乾燥させてからしまうようにしましょう。現地で乾燥が難しい場合は、ブルーシートに包んだり、大きめのビニール袋に入れたりして持ち帰り、晴れた日にしっかりと乾燥させましょう。
テントやタープなどの大型装備は、他の道具を片付けた後に撤収するようにして、最後までシェルターとして利用します。基本的に、大型装備は現地で乾燥させることは難しいので、なるべく水気を拭いて、帰宅後に天日干しをしてから片付けるようにしましょう。
6月キャンプでおすすめのキャンプ場3つ
6月にキャンプ計画を立てるなら、雨天時の対応を事前に考えておく必要があります。キャンプ場によっては、雨天時でも雨を気にせずキャンプができる施設があるので、雨対策がされているキャンプ場を選ぶと持ち物が少なく済むので準備が楽です。ここでは、6月キャンプでおすすめのキャンプ場を3ヵ所紹介します。
- テラス付きサイトで雨の日も安心「有野実苑オートキャンプ場」
- 全天候型のサイトがある「おいしいキャンプ場」
- 直火での焚火も楽しめる「フォレストサンズ長瀞」
それぞれのキャンプ場を詳しくみていきましょう。
テラス付きサイトで雨の日も安心「有野実苑オートキャンプ場」
引用:有野実苑オートキャンプ場
緑豊かな森と農園に囲まれた「有野実苑オートキャンプ場」。都心からわずか60分程度でアクセスできる好立地でありながら、美しい自然の中でキャンプを堪能できる貴重なキャンプ場です。
有野実苑オートキャンプ場は、木々によって区画されたサイトが特徴で、各サイトはプライバシーが保たれ、静かな環境でキャンプを楽しめます。特に「キャンパーズテラスサイト」は広々としたスペースにテラスが付いており、雨の日でも快適に過ごせる設計が魅力な場所です。
また、有野実苑オートキャンプ場では、充実したキャンプ設備の提供に加え、クラフト体験や収穫体験など、季節ごとに様々なイベントが開催されています。家族連れや初心者キャンパーでも楽しめるイベントが多く、キャンプを通じてさまざまな体験のチャンスがたくさん用意されている点もおすすめです。
【基本情報】
所在地 | 千葉県山武市板中新田224 |
電話番号 | 0475-89-1719 |
営業期間 | 通年営業 |
ホームページ | https://arinomi.co.jp |
全天候型のサイトがある「おいしいキャンプ場」
引用:おいしいキャンプ場
絶景の富士山を一望できる最高のロケーションにある「おいしいキャンプ場」。おいしいキャンプ場の一押しポイントは、天候に左右されずにキャンプを楽しめる「全天候ウッドデッキサイト」です。
各サイトは高い屋根がついた広々としたウッドデッキで覆われており、雨の日でもキャンプが楽しめます。サイト内には電気のコンセントと灯りが完備されており、夜間でも快適に過ごせます。
ウッドデッキの前には約6m×5mの広々としたコンクリート敷きのBBQスペースがあり、ここで自立式タープの設営や、BBQコンロや焚き火台の使用が可能です。また、サイト間にはパーテーションが設置されており、他のキャンパーとの距離を保ちながらもプライベートな空間を確保できる設計になっています。
【基本情報】
所在地 | 山梨県南都留郡富士河口湖町富士ヶ嶺696 |
電話番号 | 050-8007-1120 |
営業期間 | 通年営業 |
ホームページ | https://oic-camp.com/service/allweather/ |
直火での焚火も楽しめる「フォレストサンズ長瀞」
引用:フォレストサンズ長瀞
都心から約2時間ほどでアクセスできる埼玉県秩父郡長瀞町に位置する「フォレストサンズ長瀞」。テントサイトはもちろん、ルーフデッキが完備されたアメリカから直輸入のトレーラーハウスや広々としたリビングルームを備えたコテージなど、さまざまな宿泊体験が用意されているキャンプ場です。
小さな子どもたちも安心して遊べる環境が整っているフォレストサンズ長瀞では、パーク内で水遊びやプライベートの森での昆虫採集など、子供たちが自然の中で思いっ切り遊べるアクティビティが豊富に用意されています。
また、フォレストサンズ長瀞では「ワイルド・ボア・ブッシュクラフト」というプロジェクトも展開しており、関東圏には少ない直火可能のソロ専用サイトが整備されています。定期的にJBS認定ブッシュクラフト・インストラクターが、直火が可能なブッシュクラフト及びソロキャンプ専用フィールドでのスクールやイベントを開催していることも。予約時にスケジュールを確認してみましょう。
【基本情報】
所在地 | 埼玉県秩父郡長瀞町本野上363 |
電話番号 | 0494-26-6111 |
営業期間 | 通年営業 |
ホームページ | https://forestsons.jp |
まとめ:6月にキャンプへ行くなら朝晩の寒暖差と雨対策をしっかりしよう
オンシーズンでありながら、比較的キャンプ場が込み合っていない6月はのんびりと自分のペースでキャンプを楽しむのにベストシーズンとも言えます。賑わったキャンプ場ではあまり感じられない心地のいい雨が持つ静寂と深い緑の美しさを楽しみながら、雨の日のキャンプが持つ独特な魅力とリラクゼーションを体験してみてください。
しかし、6月は朝晩の寒暖差が大きく、さらに雨が降ると気温が下がるので、体温調節ができる服装の用意を忘れずにしましょう。また、当然のことながら、雨が降ることを想定して万全の雨対策を事前にしっかりとしておくことが肝心です。
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