ここ数年のアウトドアブームによって、
「キャンプへの興味はあるけど中々始めるきっかけがない」
「始めるとなるとキャンプ用品を買い揃えたりなど、まず何かから手を付ければいいのか分からない」
と色々悩んだ挙句に一歩目が踏み出せないというキャンプ初心者の方もいると思います。
そんな悩めるキャンプ初心者にとって、一つの最適解になり得る選択肢がキャンピングカーと共に行くキャンプだと私はお勧めします。
キャンプ経験のない初心者にとって、キャンプに必要な持ち物を用意するという事前準備は大きなストレスになります。
また、当日テントを立てる、食事の準備をする、虫対策を考える、その他の衛生面も考慮するなど、挙げればキリがない程の不安があるのがキャンプ初心者でしょう。
しかしながら、キャンピングカーがあれば、車内が絶対的なベースキャンプになってくれるため、そもそも事前に用意しなければならないものがほとんどなかったり、就寝場所や衛生面の心配のほとんどをキャンピングカーが解決してくれます。
キャンピングカーは言ってみれば、キャンプ初心者のキャンプへの敷居を一気に低くしてくれるベストチョイスです!。
そして、今回、大人気のバンコンをお供にRVパークでキャンプをしてみました!
RVパークとは、日本RV協会が『快適に安心して車中泊が出来る場所』を提供するために定めた条件を満たす車中泊施設のことです。
今回、利用したRVパークは神奈川県の中津川がすぐ隣を流れており、5月から6月は川向うに蛍が飛んでいるのを見ることが出来るほと水が綺麗な場所。夏は川遊びも出来ます。
また、近くにフィッシングフィールド中津川(1km)、 服部牧場(3km)、県立愛川公園(3.5km)、宮ケ瀬湖(5km)とお子様連れでの遊び場所も沢山あります。
詳細は以下の通りです。キャンプ初心者にもおすすめの施設です!
RVパーク中津川
予約方法 | 3日前 までに予約をお願いします。
※当日空きがあれば受付けます。 |
アクセス | 〒243-0307 神奈川県愛甲郡愛川町半原125-1
東名高速から圏央道「厚木IC」より15分、中央道、関越道から圏央道「相模原IC」より15分。 |
料金 | 一泊 3,000円/一台
【利用可能台数】6台 プレミアムサイトは+2,000円で利用できます 11時から利用出来ます 別途美化協力金が掛かります。 電源利用料については、電源の有無の項目をご確認ください。 最新の料金は直接施設へ事前確認をお願いします。 |
設備 | ゴミ処理可能、電源あり、水道あり、入浴施設あり、ペットOK、トイレ24時間利用OK |
大人気の「バンコン」で実際にキャンプをしてみた
バンコンとは、「バンをコンバージョン(改造)したキャンピングカー」のことで、文字通りハイエースなどのバンをベースにベッドやエアコンなどを架装してキャンピングカーにした車の総称です。
快適性に優れた車内はキャンプ場で過ごす時間はもちろん、移動中も常にキャンプ気分を高めてくれる贅沢な空間を演出してくれます。
今回使用したバンコンはこちら!
今回レンタルしたのはバンコンの中でも特に人気の高い「バーデン」です。
トイファクトリーが手掛けているバンコンで、ハイエースのスーパーロングをベースにしており、乗車人数は7名、就寝人数は4名のキャンピングカーです。
車体の大きさは全長538cm、幅192cm、高さ242cmというサイズ感になります。
駆動方式はフルタイム4WDで普段2WDしか乗らない方にとっては、運転していて力強さを感じる走り心地も魅力の一つになるでしょう。
後部座席にはテーブルを囲んで過ごすことができる対面ダイネットがあり、そのセカンドシートとサードシートを展開すれば大人2人が寝られるベッドになります。
またバンコンでは珍しく、使用時に準備する必要のない横幅180cmで大人2人が広々寝ることのできる常設リアベッドも備えているので、合計大人4人が悠々と就寝できます。
そのリアベットの下には広い収納スペースのリアラベッジが設けられているため、不安で何だかんだと荷物も持っていきたくなる初心者の方にとっては、心強い要素になってくれます。
レンタルの料金について
私がレンタルしたのはハイシーズンに当たる日であったため、1泊2日利用で34,000円で利用することができました。
その他に発生した費用としては、10万円を上限に修理代の請求が免除される安心補償オプションに3,000円/日で加入しました。
安心補償オプションに加入しなくても,対人・対物補償無制限と人身障害3000万円,車両補償が時価相当額(但し免責10万円)を補償してくれる自動車保険が通常に利用料金に入っているため、万が一の際には補償を受けることができます。
それに加えてキャンプ用品を何点かレンタルしました。
私はテント3,000円・寝袋×3人分2,700円(900円×3)・テーブル&チェア1,000円・焚火台1,400円をレンタルして、合計8,100円/日となりました。
キャンプ用品の詳細・レンタル料金表は以下の通りです。
「バーデン」の機能は?
バーデンの機能面の特徴を一言で表すのであれば、走行性の高さと快適性を両立したキャンピングカーであると言えます。
ストレスの少ない運転しやすさと快適に寛げる車内の快適性がキャブコンと比較して高いのはもちろん、他のバンコンと比較してもバーデンはハイスペックな仕様になっています。
※キャブコンとはキャブコンバージョンの略で、トラックの荷台に住居を乗せたものといえます。
常設リアベッド&リアラベッジ
使用時に展開する必要のない横幅180cmで大人2人が広々寝ることのできる常設リアベッドも備えています。
そのリアベットの下には広い収納スペースのリアラベッジが設けられているため、大型のテントやテーブル・チェアなどを積んでもまだまだ収納量に余裕がありました。
リアベッドに横になりながら、後部ドアを開けて外の景色を眺めるのもいいですし、前を向けば丁度いい高さにテレビがあるので、とてもリラックスできるスペースとして重宝します。
アレンジ可能の対面ダイネット
後部座席にはテーブルを囲んで過ごすことができる対面ダイネットがあり、外でテーブルとチェアで過ごす時間とは違った室内で寛ぐことができました。
そのセカンドシートとサードシートを展開すれば大人2人が寝られるベッドになります。
冷暖房の空調設備
エンジン停止中でも使用できる天井の空調とFFヒーターがあり、アイドリングができないキャンプ場やRVパーク、道の駅などで重宝します。
暑さにも寒さにも対応できるため、一年中どの季節でもキャンプを楽しめるでしょう。
アウトドアクッキングに心強い調理補助用品
夕食の時に、ドアを開けると外からでも蛇口が使えるバーデンはすごく便利でした。
夕食は、バーデンに積載されていたガスコンロを使用してBBQをしながら、レンタルした焚火台でマシュマロを焼いたりなど楽しむことができよかったです。
車内の冷蔵庫は温度調整が弱いのではないかと心配していましたが、1〜5段階で調整可能で、5だと長時間入れておくと飲物が凍るほど強いので、常温のビールを持っていっても、キンキンに冷やして飲むことができます。
遮光カーテン
遮光性の高いカーテンが後部座席全体を隙間なく覆ってくれるので、朝日も全然気にならずに熟睡することができました。
朝、車から出てこんなに明るくなっていたのかと驚いたのが印象的でした。
外部電源&サブバッテリー
外部電源は車両後部に付いていて、私が利用したRVパークでも電源をお借りできたので、アイドリングできない環境でもライトや空調、冷蔵庫を快適に使用することができました。
「バーデン」の魅力は?
バーデンの魅力はハイエースベースという普通車サイズの運転しやすさと車内の快適性を両立している点にあります。
車内の設備が豊富なため、ラグジュアリーな空間でアウトドアを楽しむことができます。
用意と後片付けがとにかく楽
テントを張るなどの就寝場所の確保という初心者にはハードルの高い準備作業やテントなどの大がかりな撤収作業の心配がないというのは、キャンピングカーを利用する最大のメリットだと感じました。
特に朝、キャンプ場での撤収作業がほとんどいらないキャンピングカーは、慌ただしさとは無縁でのんびりした時間を過ごすことができます。
テントキャンパーの人たちには少々申し訳ないですが、この撤収の手軽さはなにものにも代えがたいものです。
車内の快適性
今回は大人2人と子供1人の計3人で利用しましたが、終始快適に過ごすことができました。
夕食後には車内でテレビを見たり、冷蔵庫でキンキンに冷やしたお酒を飲みながらのんびり過ごしたりした後で、家族3人でも窮屈に感じることなく広々と眠ることができました。
空調設備があるため暑さにも寒さにも対応できるのが嬉しいポイント。
私の場合は寝る前にクーラーで室温を下げてから、空調を止めて就寝しました。
寝ている最中は断熱性が高いため、室温がほとんど変化することなく快適に眠ることができました。
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乗用車と同じサイズ
バーデンはハイエースベースの車両で、狭い道もスムーズに走行できるため、大きな車の運転が不安な方でも比較的簡単に運転することができます。
また、乗り心地と機動力に優れている点もバーデンの特徴で、長距離の運転でも快適なので、キャンプやピクニックなどのアウトドアシーンで大活躍してくれます。
更に車体サイズは普通車とさほど変わらないため、街中のコインパーキングにも駐車可能な点も大きな魅力です。
(但し、高さがあるので屋内駐車場は基本的にNGです)
いかにもキャンピングカーだという車両の場合、目的地へ向かう道中や移動の合間でどこかに停車している際に周囲の目が気になるところ。
ですが、バーデンはボディに大幅な装飾を施しておらず、外観はハイエースのため初心者としては仰々しいない点も魅力に感じました。
ーデンを使ってみてちょっと気になった2つのこと
走行性と快適性を両立しているバーデンにも使ってみて気になった点が2つありました。
気になると言ってもデメリットという程のものではありませんが、走行中の後部座席の居心地という点で気になるものをピックアップさせていただきました。
後部座席にドリンクホルダーが無い
走行中の後部座席の揺れは、私が日常乗っている乗用車と比較すると少々気になる印象ではあったものの、車体の大きさを考慮すればそんなに気になるポイントではありませんでした。
ただ、走行中に搭乗者が後部座席のソファーとテーブルでゆったりしながらコーヒーを飲もうとした際に、テーブルやソファーにドリンクホルダーが無いため、飲み物を楽しみながら後部座席で優雅に過ごすということが若干困難な印象でした。
運転席・助手席付近には合計4つのドリンクホルダーがあるので、そこに置いておけば問題はありませんでしたが、ソファーに座った状態で手が届く場所にドリンクホルダーが無いため、後部座席にいくつかあると便利だろうな、と感じました。
走行中に後部座席の窓は開けられない
小学生の娘は後部座席側面に付いている大きな窓にはしゃいでいたが、その窓は走行中に開けることはできなかったのが少々残念な印象を受けました。
キャンピングカーをレンタルして「キャンプへ行くぞ」というアウトドア気分の中で窓を開けて外を感じることが出来れば、より一層目的地へ向かう道中が盛り上げてくれるような気がしましたが、走行中の安全面の観点から開けることはできませんでした。
しかし、目的地に到着した後、車内で寛いでいる時や就寝時に窓を開けていると、とても気持ちのいい風が入ってきて、アウトドア気分を満喫できました。。
キャンプをする場合の注意点など
バーデンで行くキャンプは事前準備も少なく済むため、RVパークでも快適に過ごすことができますが、最低限のアメニティーグッズは持参する必要があります。
今回私が利用したRVパークではシャワーやトイレなど綺麗な設備が整っていて、初心者の私でも利用しやすい環境ではありましたが、アメニティ類は一切置いていないため、少々苦労しました。
私の場合は、ハンドソープや食器用洗剤など、何もアメニティを持たずに行ってしまったため、どうしても必要だと思ったものは近くのコンビニで購入しました。
まとめ
バーデンと過ごす休日は、どんな人にとってもお手軽にアウトドア気分を味わうことのできる最高の選択肢になります。
特に初心者の方にとっては、大がかりな事前準備が必要ないという点で敷居が低いので、まずはお試し感覚でレンタルしてみると、優雅なアウトドアな休日を過ごすことができること間違いないです。
冷蔵庫完備のため、クーラーボックスは不要ですし、空調も付いているので寒暖の差が激しい季節でも心配がありません。
その他にも手洗い場やテレビ、対面ダイネットと広々ベットなどの充実した設備があるため、初心者でも驚くほど快適な時間を過ごすことができます。
バンコンは高い居住性に加えて、走行性と安全性にも優れていることから、キャンピングカー初心者にはおすすめの車種と言われています。
キャブコンに比べて車内空間が比較的狭いというデメリットもありますが、バーデンはキャンプやピクニックなど、日帰りから中・長期間の宿泊を前提とした幅広いアウトドアシーンで頼りになる存在です。
ぜひ、初心者の方も安心してご利用してみてくださいね!
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