冬ならではの幻想的な雪景色や静寂な環境の中で、特別な時間を過ごせる魅力がある12月の雪中キャンプ。星空観察や雪を使った遊び、雪上バーベキューなど、他の季節では味わえないアウトドア体験ができる点が大きな魅力です。
しかし、その魅力の一方で、防寒対策や雪上での安全確保など、万全の準備が求められます。「12月のキャンプにチャレンジしてみたいけど、何に注意すればいいのか分からない」と不安を抱いている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、12月の雪中キャンプを存分に楽しむためのポイントや、初心者でも安心して楽しめるキャンプ場を紹介します。さらに、冬ならではのアクティビティや後片付けのコツまで、雪中キャンプを成功させるためのポイントを紹介しますので、冬キャンプを検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
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12月に行く雪中キャンプ3つの魅力
12月の雪中キャンプは、幻想的な雪景色、雪を使った遊びや料理、そして美しい星空観察など、他の季節では体験できない魅力がたくさん詰まっています。
ここでは、12月に行く雪中キャンプの魅力を3つ紹介します。
- 幻想的な雪景色を楽しめる
- 雪を使った遊びや料理が可能
- 静寂な環境で星空観察が最高
それぞれ詳しく確認していきましょう。
1.幻想的な雪景色を楽しめる
12月の雪中キャンプ最大の魅力は、なんといっても幻想的な雪景色です。一面の銀世界に覆われたキャンプ場は、夏とは全く異なる美しさを見せてくれます。樹木に積もる雪や雪原に広がる静寂は、まるで別世界に迷い込んだかのような感覚を与えてくれるでしょう。
また、朝日や夕日に照らされた雪景色は、時間帯によってさまざまな表情を見せ、写真や動画に収めたくなる瞬間が数多く訪れます。夜には月光が雪を反射し、まるでキャンプ場全体が光り輝いているかのような光景が広がります。この美しい景色を独り占めできるのは、雪中キャンプならではの特権と言えるでしょう。
2.雪を使った遊びや料理が可能
雪中キャンプでは、雪を使ったさまざまなアクティビティや料理が楽しめるのも魅力の一つです。
例えば、スノーシューハイキングは、雪深い山道を安全に歩けるアクティビティで、普段は歩けない場所に足を踏み入れられます。また、かまくら作りや雪だるま作りは子供から大人まで楽しめるので、家族みんなでの思い出を深めてくれるでしょう。
さらに、雪を使った料理も冬キャンプならではの楽しみです。雪をかけて冷やすスノーアイスクリームや雪上で作るダッチオーブン料理など、寒さを活かした調理法は、この時期ならではの楽しみと言えます。さらに、雪上バーベキューは、炭火で温まりながら楽しめ、寒さの中で食べる温かい料理は格別の味わいです。
3.静寂な環境で星空観察が最高
雪中キャンプの魅力のひとつに、静寂な環境で楽しむ星空観察が挙げられます。12月の夜空は空気が澄んでいて、満天の星空を眺められます。特に雪に覆われた地面は光を反射し、周囲が暗くても視界が明るく感じられるため、星空観察には最適な環境です。
また、この時期の星空観察では、冬の星座や流星群を観察することもできて、星空の美しさに感動すること間違いありません。静かな夜のキャンプ場で焚き火にあたりながら、空を見上げるひとときは、心身ともにリラックスできる贅沢な時間です。都会では味わえない、この特別な瞬間こそが、雪中キャンプの醍醐味と言えるでしょう。
12月の雪中キャンプは念入りな準備が重要
12月に行う雪中キャンプは、他の季節とは異なる厳しい自然環境の中で行うため、念入りな準備が求められます。特に寒さ対策や安全確保が重要であり、事前の準備を怠ると、楽しいはずのキャンプが危険な体験になりかねません。
ここでは、12月の雪中キャンプで求められる準備を3点解説します。
- 適切な防寒対策の重要性
- 雪上での安全確保の方法
- 冬季限定の必須アイテム
それぞれ詳しく確認していきましょう。
適切な防寒対策の重要性
雪中キャンプで最も重要なのは、適切な防寒対策です。12月のキャンプ地では、気温が氷点下に達することも多く、体温を保つための装備が欠かせません。
まず、基本となる服装は、適切な素材のものを選び、重ね着していくことが重要になります。具体的には、インナーには速乾性が高く、汗を吸収しても冷たくならない素材がよく、中間層には保温性の高いフリースや薄手のダウン、アウターには防風・防水性に優れたジャケットを選ぶといいでしょう。また、手足の末端部分が冷えると全身が冷たく感じるため、厚手の手袋や防寒ブーツも必須です。
さらに、夜間の冷え込みに備えて、寝袋も冬用の高性能なものを選ぶことが重要です。寝袋の中にインナーシーツを入れることで、保温効果をさらに高められます。キャンプマットも断熱性能の高いものを使用し、地面からの冷気を遮断しましょう。これらの防寒対策をしっかりと行うことで、寒さから身を守り、快適にキャンプを楽しめます。
雪上での安全確保の方法
雪中キャンプでは、雪上での安全確保も非常に重要です。まず、テントを設営する場所は慎重に選びましょう。斜面や風が強く吹く場所は避け、風よけになる地形や樹木がある場所を選ぶと安全です。
また、雪の積もった地面は滑りやすいため、雪かきでしっかりと平らにしてからテントを設営することが必要です。テントのペグも、通常のものではなく雪専用のペグを使用することで、しっかりと固定できます。
雪中では、足元の安全にも注意が必要です。スノースパイクのような雪道を歩くことに特化した靴を装着することで、凍った地面や雪上でも滑らずに歩けます。さらに、積雪や吹雪で視界が悪くなることも想定して、コンパスやGPSなどのナビゲーションツールを持参し、帰りのルートを確認できる術を確保することは大切です。雪崩の危険性がある場所では、最新の天気予報や現地の情報を確認しておくことも忘れないようにしましょう。
冬季限定の必須アイテム
冬の雪中キャンプには、通常のキャンプでは使用しない、冬季限定の必須アイテムがあります。まず、ポータブルストーブは重要な装備です。寒さの中で温かい食事を作ることは、体温維持にも繋がります。また、ストーブの燃料や焚き火用の薪も十分な量を用意しておくことが必要です。
次に、保温ボトルも欠かせません。寒冷地では飲み物がすぐに冷えてしまうため、保温性の高いボトルを使用して、温かい飲み物を持ち歩くことが推奨されます。さらに、化繊やウール素材のインナーグローブや靴下は、汗をかいても冷たくならず、快適な温かさを保てるため、必須アイテムと言えるでしょう。
ほかにも、雪中キャンプ特有の道具として、スノーショベルやスノーソー(雪用ののこぎり)も役立ちます。テントの設営前に雪を掘ったり、風よけの壁を作る際に使用できるため、持参しておくと安心です。これらのアイテムをしっかり準備し、雪中キャンプを快適に過ごすための準備を整えましょう。
おすすめの雪中キャンプ場5選
冬の大自然を満喫する特別なアウトドア体験である雪中キャンプは、キャンプ場選びによって楽しみ方が大きく異なります。
ここでは、12月の雪中キャンプを楽しめるおすすめのキャンプ場を5つ紹介します。
- 北海道の大自然を満喫できる|オートリゾート苫小牧アルテン
- 東京から近く本格的な雪中キャンプが楽しめる|PICA富士吉田
- 温泉が併設されている快適キャンプ場|塩原グリーンビレッジ
- 初心者向けの設備が充実したキャンプ場|北軽井沢スウィートグラス
- スキー場のすぐそばで自然も満喫できる|あさまの森オートキャンプ場
それぞれ詳しく確認していきましょう。
1.北海道の大自然を満喫できる|オートリゾート苫小牧アルテン
北海道の苫小牧に位置して、大自然を存分に満喫できるキャンプ場として人気の「オートリゾート苫小牧アルテン」。冬には、キャンプ場が一面の銀世界に包まれ、白樺や針葉樹が雪の中で美しいコントラストを描きます。広々とした敷地には、オートキャンプサイトやコテージがあり、快適な雪中キャンプが楽しめる環境です。
また、敷地内には天然温泉があり、キャンプ後に冷えた体を温め、リラックスすることができるのも大きな魅力です。初心者からベテランまで、誰でも安心して利用できる設備が整ったキャンプ場で、北海道の大自然を心ゆくまで楽しめるでしょう。
【基本情報】
所在地 | 北海道苫小牧市字樽前421-4 |
電話番号 | 0144-67-2222 |
営業期間 | 通年営業 |
ホームページ | https://arten-camp.co.jp |
2.東京から近く本格的な雪中キャンプが楽しめる|PICA富士吉田
引用元:PICA富士吉田公式HP
東京都心からのアクセスが良好でありながら、本格的な雪中キャンプが楽しめる人気キャンプ場の「PICA富士吉田」。富士山の麓に位置し、冬になると一面が雪で覆われ、真っ白な景色の中でキャンプを楽しめます。キャンプサイトは整備が行き届いており、初心者でも安心して利用できる設備が整っています。キャビンやコテージも完備されているため、寒さが厳しい日でも快適に過ごせるのが魅力です。
また、晴れた日には富士山の雄大な姿を間近に望むことができ、特別な冬のアウトドア体験を提供してくれます。手軽に雪中キャンプを楽しみたい方にぴったりのキャンプ場です。
【基本情報】
所在地 | 山梨県富士吉田市上吉田4959-4 |
電話番号 | 0555-24-4343 |
営業期間 | 通年営業 |
ホームページ | https://www.pica-resort.jp/yoshida/ |
3.温泉が併設されている快適キャンプ場|塩原グリーンビレッジ
引用元:塩原グリーンビレッジ公式HP
栃木県の塩原温泉郷に位置していて、温泉が併設された快適なキャンプ場として人気な「塩原グリーンビレッジ」。冬の寒さの中で楽しむ雪中キャンプと、天然温泉でのリラックスタイムが一度に味わえるのが魅力です。
キャンプ場は広々としたサイトと暖房設備の整ったキャビンが用意されており、初心者やファミリーでも安心して利用できます。雪に覆われた美しい景色の中で過ごした後、温泉で冷えた体をじっくりと温められるため、心身ともにリフレッシュでき、温泉とキャンプを同時に楽しみたい方に最適なキャンプ場です。
【基本情報】
所在地 | 栃木県那須塩原市塩原1230 |
電話番号 | 0287-32-2751 |
営業期間 | 通年営業 |
ホームページ | https://shiobara-gv.net |
4.初心者向けの設備が充実したキャンプ場|北軽井沢スウィートグラス
引用元:北軽井沢スウィートグラス公式HP
群馬県の北軽井沢に位置し、初心者でも安心して楽しめる設備が充実したキャンプ場の「北軽井沢スウィートグラス」。冬には雪中キャンプが可能で、寒さが厳しい中でも快適に過ごせる暖房完備のキャビンやグランピング施設が整っています。広々としたサイトには清潔なトイレや温水シャワー、炊事場などが揃っており、初めての雪中キャンプでも不安なく楽しめます。
また、スノーシューや焚き火体験など、冬ならではのアクティビティも豊富に用意されており、家族連れや初心者キャンパーでも安心して冬キャンプを満喫できるキャンプ場です。
【基本情報】
所在地 | 群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢1990-579 |
電話番号 | 0279-84-2512 |
営業期間 | 通年営業 |
ホームページ | https://sweetgrass.jp |
5.スキー場のすぐそばで自然も満喫できる|あさまの森オートキャンプ場
長野県の浅間山麓に位置し、スキー場に近接したキャンプ場として人気がある「あさまの森オートキャンプ場」。冬には、周囲が雪に覆われた美しい自然の中で、スキーやスノーボードを楽しんだ後、そのままキャンプができるのが魅力です。キャンプ場は広々としており、設備も整っているため、初心者からベテランキャンパーまで快適に過ごせます。
薪ストーブのあるキャビンや温かい食事が楽しめるバーベキュースペースも用意されており、冬の寒さを感じつつもリラックスした時間を過ごせます。スキーとキャンプの両方を楽しみたい方に最適なロケーションです。
【基本情報】
所在地 | 長野県小諸市菱平535-1 |
電話番号 | 0267-25-2977 |
営業期間 | 通年営業 |
ホームページ | http://www.asamanomori.com |
雪中キャンプを楽しむためのアクティビティ
雪中キャンプは、冬ならではの特別なアクティビティを楽しめる点が大きな魅力です。寒さの中で自然と触れ合い、普段では味わえない特別な体験を楽しめます。
ここでは、雪中キャンプを楽しむためのアクティビティを3つ紹介します。
- スノーシューハイキング
- かまくら作り体験
- 雪上バーベキュー
それぞれ詳しく確認していきましょう。
スノーシューハイキング
雪中キャンプで最も手軽に楽しめるアクティビティが、スノーシューハイキングです。スノーシューは、雪の上を歩くための特別な靴で、深い雪の中でも沈むことなく歩けます。スノーシューを履いて、普段は歩けない雪原や森の中を散策するのは、まるで雪の世界を探検しているかのような特別な感覚を覚えるでしょう。
冬の森は、静寂に包まれており、動物の足跡を見つけたり、雪に覆われた木々を眺めたりと、自然の美しさを存分に感じられます。初心者でも簡単に始められるので、家族や友人と一緒に楽しむのに最適です。
かまくら作り体験
かまくら作りは、雪中キャンプならではの体験です。雪を積み上げて固め、中を掘り抜いて作るかまくらは、まるで雪の家のような温かみがあります。完成したかまくらの中は、外の寒さとは対照的に、風を遮るため意外と暖かく感じます。
かまくら作りは子供たちにとってはもちろん、大人にとっても童心に返って楽しめるアクティビティです。夜にはかまくらの中にキャンドルを灯し、その柔らかな光に包まれると、幻想的な雰囲気が漂い、一層特別な体験となるでしょう。
雪上バーベキュー
雪中キャンプで外せない楽しみのひとつが、雪上バーベキューです。冬の澄んだ空気の中で行うバーベキューは、夏とは一味違った趣があります。炭火で焼き上げた料理は、寒さの中で食べると一層美味しく感じられ、温かいスープや鍋料理を一緒に楽しむことで、体の芯から温まりながら食事を楽しめます。
また、雪上でのバーベキューでは、火の管理が重要です。雪があることで火が消えやすくなるため、焚き火台や風よけを上手に活用し、安定した火を保つ工夫が必要になります。食後には、スイーツとして焼きマシュマロやホットチョコレートを楽しむのもおすすめです。
雪中キャンプの後片付けとメンテナンス
雪中キャンプを楽しんだ後には、装備や道具の適切な後片付けとメンテナンスが重要です。寒冷地でのキャンプでは、装備が濡れたり、雪や氷による損傷が発生しやすいため、これらを防ぐための対策をしっかりと行いましょう。
ここでは、雪中キャンプの後片付けとメンテナンスの注意点を2つ紹介します。
- 濡れた装備の乾燥方法
- 雪や氷による道具の損傷防止策
それぞれ詳しく確認していきましょう。
濡れた装備の乾燥方法
雪中キャンプでは、テントや寝袋、衣類が湿気や雪で濡れてしまうことがよくあります。帰宅後、これらの装備をそのまま放置するとカビや悪臭の原因となり、次回の使用に支障をきたすことがあります。まず、帰宅したら速やかに濡れた装備を広げ、風通しの良い場所で乾燥させることが大切です。
特に寝袋やテントは、乾燥が不十分だと性能が低下するため、完全に乾くまでしっかりと干しましょう。また、乾燥が難しい場合は、室内での除湿器の使用や、扇風機で風を当てて乾燥させる方法も有効です。衣類についても、洗濯後にしっかりと乾かし、防水機能のあるジャケットなどは防水スプレーを使ってメンテナンスを行いましょう。
雪や氷による道具の損傷防止策
雪や氷は、キャンプ道具にとって大敵です。例えば、テントのポールやペグ、鍋や調理器具は、凍結により劣化や破損が生じることがあります。これを防ぐためには、使用後すぐに雪や氷を取り除き、道具をしっかりと乾かしてから保管することが重要です。
特に、金属製の道具は水分が残ると錆びやすいため、乾燥後に軽くオイルを塗布しておくと良いでしょう。また、テントやシートに付着した雪や氷は、柔らかいブラシやタオルで丁寧に取り除き、乾燥させてから収納します。
さらに、道具の保管場所にも注意が必要です。乾燥した場所での保管が推奨され、湿気の多い場所は避けましょう。長期間使用しない場合でも、定期的に装備の状態を確認し、必要に応じてメンテナンスを行うことが、次回のキャンプを快適にするためのポイントです。
まとめ:準備をしっかりおこなって12月キャンプを楽しもう
12月のキャンプは、美しい雪景色や澄んだ空気、静寂に包まれた特別な時間を提供してくれますが、その魅力を最大限に楽しむためには、事前の準備が不可欠です。防寒対策や雪上での安全確保、さらに必要な装備の準備とメンテナンスをしっかりと行うことで、寒さや予期せぬトラブルから身を守り、安心してキャンプを楽しめます。
また、雪中キャンプならではのアクティビティや、温泉やスキー場などとの組み合わせで、冬ならではのアウトドア体験をさらに充実させられます。しっかりとした準備を整えて、12月の大自然の中で、思い出に残る特別なキャンプ体験を存分に楽しんでください。
「12月の雪中キャンプを安全かつ快適に楽しみたい!」とお考えであれば、キャンピングカーのレンタルがおすすめです。キャンピングカーがあれば、想定以上の寒さや吹雪などに遭遇したとしても慌てることなく快適な車中泊ができます。またキャンプカーであれば、荷台が広々しているため、何かと荷物が多くなりがちな冬キャンプでも安心です。
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